昭和26年(1951年)宮地区を中心として、地域の子どもたちのよりよい生活の場となる事を目指して創立されました。
創立当時は日前宮の集会室の一部で始まり、元理事長 紀 俊嗣、元副園長 紀 静子共々努力により、その基礎作りをしてきました。
本園の精神を語るとき、日前宮の森−神道と日本人なくして語ることはできません。
大鳥居をくぐり、深い森の中 自然の鋭気に頭を垂れ、手を合わす日本古来の精神こそが
柱となっています。
逞しい子どもを育てようを目標に、この神域の中、心から歌い、体を動かし、一人一人の
基礎が確かに作られ将来に大きく伸びていく土台づくりをする教育の場だと考えています。
伝統を生かし、歴史を学びながら幼稚園のあり方に検討を加え、研究を深め、
“ひのくまの教育”の確立をめざして前進を続けています。
◆ 一人一人の子どもの素質と個性を育てる。
◆ 自分から遊び、しごとをし、自分の考えをもって生活する子どもを育てる。
◆ 仲間と生活し、遊ぶ中でからだをつくり、さまざまな力をのばしていくことをめざす。
◆ 子どもたちが仲間とふれあう中で、人間との正しいかかわりあいをみつけ、人間を大切にする心のめばえを育てていく。
◆ 教師と両親とがお互いに理解と信頼で結合し、力をあわせて子どもの可能性を育てる。
子供の生活を構造的にとらえていきたいと考えています。
・すべての生活の土台になり、基調になるものです。 |
・原則としてクラス全体でとりくむ活動やあそびです。 |
・系列を主とする活動です。 |
以上に述べた三つの層が、それぞれに関わりながら、子どもの全面的発達を促していきたいと取り組んでいます。
アカペラ(無伴奏)で歌う楽しさの中から、聴く力や音程の確かさを身に付けていきます。 |
からだが生活の基盤であるのは何をおいても大切なことです。 |
絵の見方については様々な意見や考え方があります。 |
大型木工に取り組み、大人用のノコギリ、カナヅチを使った時代もありました。 |
●音楽(わらべうた)
人間のノドは楽器であると言われました。楽器の誕生がそれに関わっているとするならば、幼児期は声の大切さを追い求めていきたいと考えています。
相手を見つめ、手と手をとりあい、仲間とひびきあう歌声は音楽教育の一つの柱と考えています。わらべうたにとりくんだ意味を次のようにまとめて
みました。
@音域が適正なため正しくうたいやすい
A短い曲が多く、くり返し歌うことを喜び、歌への理解が深まる
B半音がないため音を正しくとりやすい
C仲間を求めて遊びのたのしさがある
D一人一人の子どもの主体的な姿が見られる
要約すればこのようになりますが、子どもたちにとっては、心の底から楽しめる音楽となっています。子どもたちにとっての音環境はどうでしょうか。
一歩街へ出ればタレ流しの音の渦、音の氾濫の中で過ごす子どもたちにとって、自分の声でしっかり歌えるわらべうたを園生活の中では大切にして
いきたいと思います。
楽器についてはリズム楽器を中心に、メロディー楽器は小学校以降に任せていきたいと考えています。
●ことば
意志を伝えあい、思考を高める言語活動は劇表現を含め日常生活のすべてに関わってきます。
ともすれば、読む書くという部分だけが取り上げられる時代に入っていると言えるでしょう。
その面においては、今の子どもたちはどんどん進めていく環境にあると言っていいでしょう。
言葉の獲得は、思考するところから本来のものを得ることができると言われるだけに、物事の
真実にせまるところから生きた言葉を知ることになります。
さまざまな活動を通し、具象例に出会わすところからの活動を支えていきたいと考えています。
その物、その事柄とことばが、しっかりと組み合わされてこそ言葉の獲得へとつながっていき
ます。
正しい日本の言葉、きれいな日本語の基礎を学びとらせたいと願っています。
まだまだ道半ばですが、これまでの活動を評価しながら、2007年5月からは、英会話の時間を設けています。
ネイティブで正確な英語を話す外国人講師を招き、耳から慣れる部分を大切にと考えています。
2007年度より英会話に取り組んでいます。
毎週火曜日
年少組10分、年長組20分、年長組30分
コミュニケーションツールとしてのネイティブな英会話に
保育活動の一部として取り組んでいます。
年中、年長組は毎週一回子どもたちが
自分で選んで図書の本の貸し出しを行っています。
誕生児の家の方1名が来園して、お祝いします。
ステキな時間となりますし、子どもたちの成長を見ていただけます。
誕生日会の前には日前宮でお祝いのご祈祷をしていただき、御守を賜ります。